暮らしの中で「なんとなく疲れる」「毎日が流れていく感じがする」と感じることはありませんか？
それは、日々の選択や行動に**“自分の軸”がない状態**かもしれません。
暮らしの軸とは、言い換えれば「自分がどう生きたいか」「どんな状態が心地よいか」という価値観のこと。
しっかりしたものでなくても、自分の中に一本の筋が通っているだけで、迷いが減り、日常がずっとラクに、豊かに感じられるようになります。
今回は、自分らしい「暮らしの軸」を見つけるためのヒントをご紹介します。
1.「心地よかった瞬間」を振り返ってみる
忙しい日々の中でも、「ああ、今ちょっと幸せ」と思える瞬間はあるはずです。
・お気に入りのカフェで一人静かに過ごしているとき
・家族とゆっくり食卓を囲んだ夜
・物を減らして部屋がすっきり片付いたとき
そんな時に共通する感覚を言葉にしてみましょう。
**「静けさ」「ゆとり」「つながり」「整った空間」**など、キーワードが見えてくるはずです。
それが、あなたにとっての“軸の種”になります。
2.「やらなきゃ」に疲れていないか見直す
暮らしの中には、「しなきゃ」「こうあるべき」がたくさんありますよね。
でも、その中には本当はやらなくてもいいこと、手放していい習慣も混じっているかもしれません。
たとえば——
・SNSのチェックを毎日しなきゃ
・家事は完璧にやらなきゃ
・周りと同じような暮らしを目指さなきゃ
そう感じていることがあれば、一度立ち止まって「本当に自分が望んでいること？」と問いかけてみてください。
“軸”は、他人の期待ではなく自分の心が望む方向にあります。
3. 暮らしの中で「選びたいこと」を明確にする
「軸を持つ」ことは、すべてをきっちり決めることではありません。
日常の中で“何を選ぶか”の基準を持つことです。
たとえば——
・物を買うときは、長く使えるものを選ぶ
・予定を詰め込みすぎず、余白を残す
・誰かに合わせるより、自分のペースを優先する
そんなふうに、**自分らしい選び方の“マイルール”**を作ってみましょう。
それが日々の迷いを減らし、「私はこれでいい」と思える自信につながります。
4. 書き出してみると「自分」が見えてくる
頭の中で考えているだけでは、軸はなかなか定まりません。
一度、紙やノートに以下のようなことを書き出してみてください。
・好きなこと・大切にしたいこと
・やめたい習慣・疲れること
・理想の1日の過ごし方
書き出していくうちに、自分がどんな暮らしをしたいのか、どう在りたいのかがはっきりしてきます。
暮らしの軸は、かたくて動かないものではありません。
季節やライフステージに合わせて、少しずつ変化していいものです。
大切なのは、他人の基準ではなく「自分はどうしたいか」を問いかけ続けること。
その繰り返しの中で、あなたらしい心地よい暮らしは、きっと見えてきます。
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